V6長野博・白石美帆の結婚についてコメントしたあの男が不憫。

昨日(1129日)、結婚を発表したV6の長野博と女優・白石美帆

 

その日の夜には、V6を含めTOKIO、嵐、関ジャニ∞といったジャニーズの面々と

テレビ番組「ベストアーティスト2016」で共演。

長野はジャニーズの仲間たちからメッセージを贈られ、最後には胴上げで祝福を受けた。

 

「ZIP!」で山口達也が明かしたところによると、城島茂坂本昌行は舞台の袖で

肩を組み、「次は俺たちだ」と言いながら泣いていたという。

 

ジャニーズ事務所のメンバーにとって結婚というのは、外部の人間である私たちの想像以上に

さまざまなハードルがあるのだと思う。

そのハードルについてもっとも知っているジャニーズのメンバーたちが、

そのハードルを乗り越えた長野を精一杯祝福する姿には、ちょっとした感動を覚えた。

 

そして、胴上げを終えた後の国分太一の「長野くんの幸せはジャニーズ事務所の幸せです」

というコメントに、「事務所も快く結婚を認めていますよ」とアピールしなければならない

ジャニーズならではの切なさも感じた。

 

個人的には、(特に異性から支持されている)芸能人といえども結婚するしないは自由に選べるべきだと思う。

一方で、ずっと応援し続けてきたファンの気持ちを尊重しろ、という意見もわかる。

なんにせよ中学生・高校生のころ、「学校へ行こう!」を熱心に見ていた程度の人間としては、

2人の結婚についてああだこうだ言う権利はない。

 

ただ、この件に関して伝えておきたいのは、とある記事において

柳沢慎吾の扱いがあまりにも不憫だったということだ。

 

その記事とはこちら。

www.asahi.com

 

白石美帆と交流があるという柳沢信吾。

結婚のニュースを知った後、白石に祝福メールを送ったという。

柳沢が送った「いつまでもお幸せに。これから長い人生、いい夢みろよ!」と送った

メールに対する白石の「ありがとうございます。いい夢みます」という返事は

白石の人柄をしのばせるに充分だと思う。

 

その後、柳沢は先日逮捕されたASKAについてもコメント。

「支えてきた家族のことを考えるとつらい。本人がもう少ししっかりしていれば…。

 ちょっとかわいそうだし、心配。残念だよ」

と、ASKAの家族を心配する言葉を残している。

 

 

問題はその後だ。記事をそのまま引用してみる。

 

イベント開始前には、集まった報道陣に対していつものように自らあいさつして回り、囲み取材ではレポーターを巻き込んだ“柳沢劇場”を繰り広げた。

 

「いつものように」ってなんなんだ。そして「柳沢劇場」とは?

おそらく高校野球の実況のモノマネとかやったんだろうが、あまりにも扱いが雑すぎる。

長野博の結婚についても、ASKAの逮捕についてもしっかりコメントしたのに。

これじゃあ柳沢慎吾もいい夢なんか見れないよ。

 

 

ASKA逮捕の日、ベンツのエンブレムとともに映し出されていたもの。

「夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空」

とは、童謡『夏の思い出』。

 

同じように、しばらくの間はベンツのエンブレムを見ると、

ASKAのことを思い出す日々になりそうである。

 

ご存知ない方も多いと思うので少し解説する。

 

おととい(11月28日)、歌手のASKA覚醒剤使用の疑いで逮捕された。

逮捕されたのは午後9時ごろだったが、遡ること7時間ほど前に

ASKA覚醒剤使用で逮捕へ」との一報が出たため

東京都目黒区内のASKAの自宅周辺に取材陣が殺到する事態に。

 

そんな中、タクシーに乗りASKAが帰宅。

しばらくした後、どこかへ出かけようとしたASKA

ベンツの後部座席に乗りガレージから出ようとしたところ

待機していた100名以上の取材陣が殺到した。

 

ベンツの周囲にカメラマンや記者たちが群がりもみくちゃになった結果、

誰かしらの身体がボンネットに乗り上げたことで、ベンツのエンブレムがもげてしまった。

 

その様子は夕方のニュースで生中継されており、折れたベンツのエンブレムを

報道陣が踏みつけるところまで映し出された。

 

その経緯はこのあたりのサイトにまとめられている。

 

www.j-cast.com

 

私はこの様子をテレビでリアルタイムで見ており、

正直に言えば、刺激的な映像に少々興奮してしまった。

 

最近の韓国・朴槿恵大統領の一連の疑惑を報じるニュースでは

報道陣が渦中の人物に一斉に詰め寄るシーンが何度も登場し、

「韓国の報道陣はすごいな。日本ではもうここまではやらないよな」

などと思っていたのだが、心配ご無用、日本のパパラッチ精神も

決して捨てたものではなかった。

 

およそ20年前、オウム真理教の教祖・麻原彰晃被告の弁護士となった

横山弁護士はマスコミにもみくちゃにされながら「やめて、やめて~」と

連呼していたが、その声は彼らの耳にはまったく届いていなかったのだ。

 

 

ASKAの件に話を戻す。

 

今回のマスコミの行動は不法侵入や器物損壊にあたると言われているし、

メディアスクラムの一事例として後の教科書に乗るかもしれない。

決して褒められたものではないだろう。

 

マスコミ批判はしかるべき方々にやっていただくとして、

私には一連の映像の中で少し気になる点というか、

カメラマンの人間らしさを感じてしまった点があった。

 

それはASKAが乗るベンツに報道陣が殺到する中で、

へし折られたエンブレムを数秒間カメラマンが「映し続けたこと」。

ベンツのエンブレムをしばらく映し続けたということは、

カメラマンはそのエンブレムになんらかの”価値”を見出していたことになる。

 

しかし冷静に考えれば、へし折られたエンブレムが意味するものは

過熱したマスコミの“失態”である。それをカメラマンは大写しにしてしまった。

いわば自殺行為だ。

 

ではなぜカメラマンはエンブレムを映し続けたのかというと

「なにか映さないと怒られる!」と焦っていたから。それしか想像がつかない。

 

取材陣が殺到する中で、後方に位置してしまったカメラマンというのは、

はっきり言って敗者だ。花見の場所取りに失敗した新入社員、

安売りワゴンに手の届かない主婦。安売りのキャベツを買えなかった主婦は

家に帰ってため息のひとつもつけばそれで済むが、カメラマンはそうはいかない。

 

ASKAの顔が撮れなければなにかを…と無我夢中のさなか、

意味ありげに転がったのがベンツのエンブレムだったのだ。

 

ASKAが乗り込んだベンツを取り囲んでいた人たち。

彼等はプロだ。美しいか醜いかは別として。

そんなプロたちを駆り立てているものは一体なんなのか。

その一端が、あのベンツのエンブレムが映し出された数秒間に表れていた、と思う。

 

 

スペースワールド「魚の氷漬けリンク」をいたずらに批判できない理由。

「こんなはずじゃなかった……」

 

いまごろ担当者はこうつぶやいていると思う。

 

なんの話か。

北九州市にあるテーマパーク「スペースワールド」で、アジやサンマなど

約5000匹を氷漬けにしたスケートリンクを作ったところ、

各所から「かわいそう」「気持ちが悪い」と批判の声が相次いだ、というニュースだ。

  

www.asahi.com

www.sankei.com

 

批判を受けたスペースワールドは当初、「スケートリンクではなく展示物として公開する」という

方針を示していた。しかし、批判の声が想像以上に寄せられたのか、結局公開自体を中止。

来月に通常のリンクとして再開する予定だという。

 

 

個人的には、このアトラクションに行きたいとはあまり思わないし、

スペースワールドが公開した写真も悪趣味だと感じる。

しかしそれを持ってすぐさま罵声の声をぶつけるのは少々酷ではないかとも思うのだ。

 

 

スペースワールドのニュースと比べれば注目度ははるかに小さいが、

テーマパークに関する、もうひとつの記事が今日(11月27日)公開されている。

 

toyokeizai.net

 

東京都あきる野市にある屋外・屋内プールが目玉のテーマパーク「東京サマーランド」が

15年間で11度の赤字を計上するほどの経営難に喘いでいるという。

 

東京にあるテーマパークですら、漫然としていては経営難に陥る時代、

地方のテーマパークは手を変え品を変えアイデアを出し続けなければ生き残ることはできない。

 

実際にスペースワールドも今年の夏、「お経を流すジェットコースター」を実施し

話題を集めることに成功している。これだって取り上げられ方次第では

「死者への冒涜」「悪趣味」と言われてもおかしくない。

おそらく今回の魚の氷漬けリンクも、同じ流れの先にあったアイデアのはずだ。

 

スペースワールドFacebookでは、担当者が氷漬けの魚の写真に

「前代未聞のアトラクションで日本初、いや世界初間違いなし!!」

「世にも奇妙なスケートリンク アホですな~SW(笑)」

などといったコメントを付けていたという。

 

きっと担当者は

スペースワールドスケートリンク残酷すぎワロタwwwww」

なんて言葉で自分たちの企画がバズることを期待していたんだと思う。

 

しかし「バズる」と「炎上する」は紙一重。

魚の氷漬けリンクは、炎上の方に転んでしまった。

 

今回の一件をもってネット上には「人間性を疑う」「狂ってる」「二度と行かない」

なんて声が上がっている。でも、そこまでことを大きくしなくたっていい。

イデアが滑ることなんて誰しも一度や二度はあることだ。今回は悪い方に行ってしまったが、

またなにか思いついたら、気にせず思いっきりやってほしい。

チャレンジ精神を捨ててしまったら、地方の観光地に待っているのは衰退の道しかない。

もうすでに、今年の紅白歌合戦は終わっている。

11月24日、紅白歌合戦の出場者が発表された。

 

毎年、誰が出なくなった、初出場は誰だと大いに話題になるが、

今年の一番のニュースは、31年連続で出場していた和田アキ子の名前が無かったことだ。

 

和田アキ子についてはかねてから、

「ヒット曲もないのに出るな」

「大物面してみっともない」

「同じ曲を使いまわすな」

といった批判が上がっていた。

 

簡単に言えば、もう和田アキ子を紅白で見たくない、という人が一定数いた。

その数がいかほどかはわからないが、”良くも悪くも変わらない紅白”の象徴

であったことは否定できないだろう。

 

その不満がたまりにたまっていたのか、和田アキ子落選の一報は

例年の出場者発表のニュースに増して世間を賑わせた。

発表の日の朝、東京は観測史上初となる11月の積雪に見舞われたが、

ツイッターでは「雪」とともに「和田アキ子」がトレンド入りしたほどだ。

 

ここで「和田アキ子は紅白に出るべきか」を論じるつもりはない。

和田アキ子が出るか出ないかでここまで盛り上がるのはなぜか、

紅白歌合戦とは、私達日本人にとって一体なんなのかを考えてみたい。

 

 

 

平成に入ってからの紅白歌合戦の歴史は、

NHKと視聴率低下」との戦いの歴史であると言っていい。

 

全盛期には80%を超えていた紅白歌合戦の視聴率は、

平成元年に初めて50%を割る47.0%を記録。

それ以降は50%前後を推移するものの、徐々に下がり続け、

ここ数年は40%を超えるかどうか。昨年の視聴率は39.2%である。

 

視聴率、という物差しで測るならば紅白歌合戦は緩やかに落ちていく斜陽番組だ。

 

しかしそれでもなお、「紅白歌合戦に誰が出るのか」のニュースバリューは損なわれることはない。

ワイドショー番組はもちろん、新聞やネットメディアでもトップのひとつとして扱われ、

世間の人たちも大いに話のタネにする。

 

最近だけ見ても、北島三郎の卒業宣言や、小林幸子の落選などが

世間を騒がせたことは記憶に新しい。

 

なぜそこまで「誰が紅白歌合戦に出るか」が注目されるのか。

 

それは、紅白歌合戦が年の瀬を締めくくる国民的歌番組だからではなく、

日本の音楽関係者や芸能事務所の一年の通信簿にほかならないからだ。

 

大手と呼ばれる各芸能事務所のパワーバランスや

レコード会社社員の営業能力、各団体のNHKへの貢献度…

そのすべてが出場者一覧という一枚の紙に凝縮されている。

 

私達はその一枚の紙から、マネージャーによるNHK幹部への接待風景や、

NHKのプロデューサーの大物ミュージシャンへの必死の交渉のさまを

妄想して楽しむのである。本当にそれが存在するかどうかは別にして。

 

松本人志は2001年、紅白歌合戦の出場が決まったとき

NHKの幹部から「この度はおめでとうございます」と言われたという。

松本は「『ありがとうございます』ではないのか」と憤ったというが、

これこそまさに、紅白歌合戦がひとつの通信簿であると

NHK側も認めていることの現れではないか。

 

 

きっと今頃、本番に向けスタッフたちは演出方法に頭をひねり、

アーティストたちはボイストレーニングダンスレッスンに励んでいることだろう。

 

しかし、なにも心配することはない。

出場者発表をすませた紅白歌合戦は、すでにピークを終えている。

歌など聞かぬ政治評論家たちに消費しつくされている。

 

大晦日に放送される長いショーは、宴のあとの余興にすぎない。

いい年をした大人が、おせちについて美味い不味いを論じることがないように、

紅白歌合戦が面白いかどうかなんて誰も気にしていないのだ。

 

しかしそれこそが、紅白歌合戦が存在する価値なのかもしれない。

アーティストたちにとって、日々のしがらみや外野のヤジを気にせず歌うことができる

年に一度の稀有な舞台なのだから。

 

忘年会シーズン、「もう一回ソング」を調べたらいろんな中毒ソングに出会えた件。

あと1週間で12月。もうすぐ忘年会シーズンがやってくる。

忘年会といえば2次会にカラオケ、という人も多いのではないか。

 

カラオケに行くとき、どうしてもついて回るのが「選曲」の問題である。

 

「一曲目からバラードかよ」

「誰も知らない曲歌われても…」

「あー、そういうアーティストが好きなのね」

 

と、思われているんじゃないかという過剰な自意識がストレスをもたらすことも。

まあ周囲に聞いてみると、誰がなにを歌おうが構わない人がほとんどみたいですが。

 

そんな中で、特に30代あたりなら鉄板で盛り上がれる曲がこちら。

www.youtube.com

 

曲の中盤にある「もう一回!」の合いの手は、もはや入れないと失礼ってレベルにまで

浸透しているのではないか。

「もう一回」の他にも合いの手を入れられるポイントがいくつかあり、

歌が終わる頃にはさくらんぼどころか鈴なりブドウのように親交も深まろうというものである。

 

とここで、「さくらんぼ」のような「もう一回」の合いの手が入る

「もう一回ソング」もしくは「もう一丁ソング」にはどんなものがあるのか。

 

気になって調べてみた。

すると、中毒性の高い歌がたくさん見つかったので報告します。

 

 

まず1曲目。

 

福山潤&野島裕史「モリモリマッスルスル体操」

(「もう一丁ポイント」は 0:48あたり)

www.youtube.com

 

声優が出演するバラエティ番組「福山ッスル!」のオープニングソング。

サビに向かう直前、スローテンポからの「Hop, Step, Jump!」が素晴らしい。

そしてサビで差し込まれる「もういっちょ!」の合いの手が気持ちいい。

歌っているのが声優さんだけあって、合いの手の声も心地よいのだ。

 

「体操」の振り付けもあり、忘年会で披露すれば盛り上がること間違い無し。

 

 

2曲目。

 

OS☆U「ガンガン☆ダンス」

(「もう一丁ポイント」は 1:34と3:45あたり)

www.youtube.com

 

名古屋発の16人組アイドルユニット「OS☆U」が歌う一曲。

ユニットの名前は名古屋にある大須商店街にちなむらしい。

 

聞いてみると分かるとおり、ライブで盛り上がることを第一目的にした

非常にノリのいい曲である。

「もう一丁!」が入るのはサビ部分だが、他の部分もほとんど全編サビと言って差し支えないくらい、

つなぎを度外視したキャッチーなメロディーが続いていく。

「もう一丁!」以外にもたくさん合いの手が入る曲なので、覚えればさらに何倍も楽しめる一曲。

 

大須いいとこ一度は来てね」ということなので、是非一度行ってみては。

軽く検索してみたところ、大須は名古屋で住みたい街ナンバーワンだとか。

 

 

 

3曲目。

 

ふぇのたす「すしですし」

(もう一丁ポイントは 3:38あたり)

www.youtube.com

 

中毒性のあるメロディーに、意味不明な単語を並べた病みつき度高めの一曲。

もう一丁の合いの手は終盤にさりげなく入るので、成功すれば歌う人に

「わかってるな」と思われること間違い無し。

 

ふぇのたすは他にも中毒性のある歌を多数制作しているのだが、

昨年惜しまれながら解散してしまった。残念。

 

 

 

4曲目。

 

初音ミクローリンガール

(もう一回ポイントは 1:22 2:31 2:50あたり)

www.youtube.com

 

もう一回ソングはボーカロイドの世界にも進出していた。

 

今までの曲とは違い、合いの手として「もう一回」が入るのではなく

サビの歌詞に「もう一回」が入る曲。

 

ボカロ好きの間では、カラオケの際にはみんなで「もう一回!もう一回!」と

歌うのが定番とのこと。確かに、この「もう一回」の連呼は、みんなで叫べば楽しそうである。

 

チャンスは3回あるので、一度目二度目でミスっても大丈夫。

 

 

 

5曲目。

 

下田美咲「お手を拝借!もういっちょ!」

(もう一丁ポイントは 2:42あたり)

www.youtube.com

 

パリピ感満載の一曲。チャラさ100%ながら、意外と歌唱力が高いのは見逃せない。

盛り上がることに全力が注がれており、大学生のサークルなどならカラオケだけでなく

忘年会の出し物としても成立するのではないだろうか。

 

「ライ縦!ライ横!ライ下田!」の部分に自分の名字を入れられるため汎用性も高い。

 

 

6曲目。

 

挫・人間「☆君☆と☆メ☆タ☆モ☆る☆」

(もう一回ポイントは 3:54あたり)

www.youtube.com

この曲は9月にリリースされたばかりで、MVなどが上げられていなかったため

(作られてもいないかも)ファンの方が上げた動画を紹介する。

 

「挫・人間」は男性3人組のパンクバンドとのことだが、

このオタ芸とパンクがどう融合するのか、一度ライブの現場に足を運びたいものである。

 

 

7曲目。

 

ゴスペラーズ「SING!!!!!」

(もう一丁ポイントは 1:40あたり)

www.youtube.com

 

今回挙げているのは基本的に、合いの手に「もう一回」や「もう一丁」が入っている曲なのだが

(歌詞に入っている曲だと際限なくある)、この曲はその原則を外れているものの

ゴスペラーズの新たな一面を知ることが出来たので、あえて紹介してみたい。

 

不勉強のため、ゴスペラーズと言えばバラード、と思い込んでいたのだが

この曲はそれを裏切ってアップテンポでキャッチー。

 

作詞作曲はヒャダインこと前山田健一さん。

ちなみに今回の調査の結果、この人は歌詞に「もう一丁」を多用していることも判明した

でんぱ組.inc「おつかれサマー!」、宮田俊哉「ヲタクだったってIt's Alright!」など)。

 

 

 

以上、「もう一回ソング」「もう一丁ソング」を紹介してきたのだが、

どれも一度聞いたらもう一度聞きたくなる中毒性の高い曲ばかり。

 

ぜひこの曲で忘年会のみならず、いろんなカラオケで盛り上がってほしい。

そして、ほかにも「もう一回ソング」「もう一丁ソング」があればぜひ教えてほしい。

 

 

最後に、番外編としてこの曲を。

 

ゆず「夏色」

(もう一回ポイントは 3:48あたり)

www.youtube.com

 

この曲、本来は「もう一回」は入らないが、ライブでは曲が終わった後に

観客たちが「もう一回!もう一回!」とコールし、北川悠仁が「バカヤロー!」と

叫んでアンコールに応える、というのが定番になっている。

 

カラオケでは再現できない「もう一回!」だが、曲が終わった後に

みんなで「もう一回」コールを連呼すれば ”ツウな感じ”を演出できるのでは。

 

そんなことより、この映像の爽快感がハンパない、のだが。

 

FLASHはどこで読めばいいのか問題。

 

値段をいくらにするか、どこで売るのか、どんなキャッチをつけるのか。

 

商品を売る上で重要なことはいくつもあるわけだが、

意外と見落とされがちなのが「その商品が使われる様子を想定すること」。

 

いくら高性能でも、大きすぎる冷蔵庫は日本の狭いキッチンには置けないし、

どんなにおしゃれな自転車だって、坂の多い街ではなかなか売れない。

 

そんな中で今回私が話題に上げたいのは、週刊誌の「FLASH」である。

 

言わずと知れた「FRIDAY」と並ぶ写真週刊誌の二大巨塔

(というよりは、“生き残り”というべきか)。

最近では、フジテレビの秋元優里アナウンサーと生田竜聖アナウンサーが

別居していることをスクープするなど、とかく週刊文春に話題を持って行かれがちな

ゴシップの世界の中で、今もしっかりと存在感を放っている、と思う。

 

だが、FLASHは読者にとって大きな難点を抱えている。

 

試しにgoogleやYahooで「FLASH 表紙」で検索してもらいたい。

過激な写真が並んだ表紙がたくさん表示されるはずだ。

その上に「SEX」「ヘアヌード」「巨乳」といった文字が踊る。

どちらかと言えばエロ本に近い。というよりエロ本そのものだ

(ちなみに私がFLASHの見出しで一番笑ったのは、

下町ロケット』のパロディ、『下乳ロケット』である)。

イラストレーターの大家、和田誠さんの絵が表紙を飾る

週刊文春と比べればその差は一目瞭然である。

 

私は、FLASHを見るたびに思う。

「一体これをどこで読めというのか」と。

 

記事の内容を見る限り、おそらくFLASHの想定読者は

40代~50代の男性。

サラリーマンで言えば、課長から部長あたりまで出社し、

家には小学生から中学生くらいの子どもが1~2人いるといったところだろうか。

 

東京で働いているのであれば、住んでいるのは都心から電車で一時間前後。

2LDKのマンションには、自分の部屋などない。書斎を持ってみたいと憧れるが、

まずは子どもたちを大学に行かせなければ・・・と思っている。

 

そんな一企業の中間管理職であり、良き父親である彼らの生活に

FLASHのような雑誌を読む空間はどこにあるのだろうか。

 

会社では? もちろんNG。今のご時世、FLASHのような雑誌をデスクで

読んでいたらセクハラで訴えられかねないし、部下たちだって尊敬してはくれないだろう。

 

自宅だって当然NG。FLASHの刺激的な表紙はリビングには似つかわしくない。

通勤中の電車でも、普通の人の感覚なら読むのはなかなか勇気がいる。

 

ならば、コンビニで買った後、会社のトイレにこもって一人で読み、

家に帰る前に駅のゴミ箱にでも捨てたら?

そんなことまでして読まなきゃいけないものを買うのは辛い。もはや隠れキリシタンである。

 

 

出版不況、とりわけ雑誌の凋落が叫ばれて久しい。

日本雑誌協会によれば、FLASHの発行部数は全盛期には遠く及ばない20万部程度。

FRIDAYとともに、休刊の噂もささやかれている。

 

もちろん時代の流れや中身の方が大きな原因であるのは間違いないと思うが

過激すぎる表紙もその一因なのではないか・・・と思うのである。

 

dマガジンなど、スマホタブレットで雑誌を読むことが主流になったら、

少しはこの問題も解消するのだろうか。

でも、メイン読者のおじさんたちってその辺の対応遅そうなんですよね…。

トランプ大統領誕生に思うこと。

 

先日のアメリカ大統領選で、大手新聞社や政治評論家の予想を裏切り当選した

ドナルド・トランプ氏。開票前はヒラリー・クリントン氏の当選が確実視されていたが、

ふたを開けてみればセクハラ発言や詐欺疑惑をはねのけて、トランプ氏が勝利をものにした。

 

専門家たちの目を見誤らせた原因のひとつが「隠れトランプ」と呼ばれる、事前の調査では

「ヒラリー支持」と言いながら、実際にはトランプに投票した人たちだという。

アメリカでは、トランプ支持者には「差別主義者」「低学歴」「貧乏人」などの

レッテルが貼られており、トランプを支持していると明かせば、周りから批難され、

場合によっては職を失うことすらあるらしい。

 

「自由の国」の大看板の陰で、自分たちとは違う価値観の人間を排除していく。

そんな抑圧された社会で、堂々と本音をぶちまけるトランプ氏が当選を果たしたのは当然の摂理なのかもしれない。

 

ひっそりと息を潜めながら、大国を動かすことに成功した隠れトランプと呼ばれる人たち。

同じように、世間の目には見えていないが実際には数多く存在するものは他にもある。

何が言いたいのか。つまり、みなが思っている以上に世の中には変態が多いということである。

 

突如暗闇に現われ、コートをはだけて性器を露出させる男。

女性の家に電話をかけ、履いているパンツの色を尋ねる男。

教室にそっと忍び込み、クラスメートのリコーダーを舐め回す男子。

 

男性の私からすると、そんなものギャグ漫画に出てくるファンタジーとしか

思えないのだが、周囲の女性たちに聞いてみると意外に遭遇体験が多くびっくりする。

 

物陰からじっと見つめられた、くらいのライトな(?)フェチとの遭遇を含めれば

およそ2~3割程度の女性は今までの人生でなんらかの変態に出会っているのではあるまいか。

女性のルックスと変態との遭遇率は正比例の関係にあるので、おのずから美女は変態エピソードの

コレクターとなりやすい。美女の人生もなかなかに茨の道である。

 

本日は、私が聞き出した変態遭遇体験の中からいくつか紹介したいと思う。

 

とあるキャリアウーマンの女性Aさんの体験談。

彼女が大学生のとき、カフェで勉強していたところ、

突然メガネをかけた30代半ばくらいの男性が

テーブルの向かいの席に座り、メガネを外すと、

「このメガネを舐めてくれませんか」

と申し出てきた。

 

Aさんは驚きのあまり声も出ず、身をすくませていると、

男性は「ノープロブレム」とつぶやき、離れた席に座ったという。

 

気持ち悪くなったAさんはすぐさまカフェを出て逃げたのだが、

以来どうしてもメガネをかけている男性は受け付けなくなった。

彼女の夫は現在裸眼であるものの、将来老眼になったら夫婦関係は

どうなるのだろうと今から心配である。

 

 

アラサーの美女Bさんは、映画館での変態遭遇体験を語った。

数年前に一人で映画を見ていたところ、濃厚なラブシーンへとストーリーが展開。

すると、隣に座っていた中年男性が「アカン!」と声をあげ、

Bさんの右手を掴むと自らの股間に近づけたのだという。

 

一体なにがアカンのか、お前が一番アカンだろ、というツッコミはさておき、

一瞬にしてホラー映画の主人公となってしまったBさんは、

必死に手を振りほどき、肩のあたりに一発パンチをお見舞いした。

それでも映画は最後まで見たと言うから肝っ玉が座っている。

 

 

50代のCさんは、高校生のころに遭遇した昭和の変態について

教えてくれた。当時、Cさんが通う高校の通学路にはハローキティならぬ

ハローじじいという変態が出没していた。

 

推定60歳前後のハローじじいは、Cさんが通う高校の生徒を見つけると 

「ハローハロー」と言いながら、電柱を抱き腰を振る。

今ならすぐに動画を撮影されてSNSで拡散されそうな案件だが、

当時はそんな手段もなく、遭遇した際には走ってその場を切り抜けるしかなかったという。

 

Cさんの学校ではしばしばハロー注意報が出されたのだが、しばらくして目撃情報は

なくなった。ハローじじいがどこへグッバイしたのかは誰も知らない。

 

 

これらの変態エピソード、もちろん遭遇した本人にとっては悲惨な事故としかいいようがないし、

Aさんのように重大なトラウマを残すこともあるのだが、私はこれらの話を聞くたびに

人間の可能性や創造性を感じずにはいられない。

 

これからもライフワークのひとつとして収集に勤しんでいく所存である。